このページでは、世界史を趣味にしたい人向けに、おすすめの本を9冊紹介します。
・学生時代に世界史が好きで趣味として再開したい
・歴史を学んで仕事や生き方に役立てたい
↑こんな人に役立つ読み物を選びました。
世界史を勉強したことがない人や、一から勉強しなおいしたい人には、以下のリンク先ページも参考にしてください。
会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語
著者がビジネススクールや企業研修で会計を教えるさい、
歴史をからめて説明する手法が効果的だった。
という経験から生まれた本です。
会計にからめた、世界史の有名人のエピソードが楽しめる1冊です。
ストーリー形式と、図がふんだんに盛り込まれてるので
「会計はちょっと、、、」という人でも楽しめます。
あまりのおもしろさに、これって空想本じゃないの???と
思う人もでてくるかもしれません。
本に書かれてる参考文献をみれば、その疑問も払拭されるはずです。
東大名誉教授がおしえる やばい世界史
世界史に登場する偉人の「すごい」と「やばい」を見開き2ページで語る本です。
昨年(2018年)に「やばい日本史」が大ヒット、世界史版として本書が発売されました。
例えば、、、
始皇帝
すごい:12歳で王になり、中国全土を統一する
やばい:スピリチュアルにハマって猛毒の水銀を飲む
エリザベス1世
すごい:ドロ沼の家庭で苦労しながらイギリスを大国にする
やばい:1.3cmも盛る厚化粧で表情が固まる
サピエンス全史(上)(下)
2016年に発売され、かなり話題になった本なので既読の方も多いかもしれません。
世界史は好きなんだけれども、分厚い本、しかも2冊、、、と敬遠されていた人には
ぜひオススメしたい本です。
世界史を趣味として楽しむ方法のひとつとして、「考察」があります。
高校生のころは、テストのために暗記するのが主たる目的だったと思います。
大人の世界史は、考察して楽しめるが特徴です。
歴史だけでなく、漫画やアニメ、映画、ゲームなどでも、考察をSNSやブログで披露してる人がいますし、それを楽しみにしてる人も多いです。
自分もやってみたい!!!でも、世界史の考察ってどうやれば良いの??
そんな人に『サピエンス全史』はピッタリです。
世界を変えた100日
カメラが目撃した、世界を変えた歴史の瞬間を、写真と文章で確認できます。
内容は「1851年:第1回万国博覧会」から「2005年:ハリケーン・カトリーナ」までになります。
どんな写真を本におさめるかは、出版社や編集者の意向に左右されます。
よって、本書におさめられてるものだけで、歴史を語ることはできません。
しかし、それを承知のうえで、歴史的に有名な出来事を、報道がどうとらえ写真にしたのかを確認するのであれば、本書は有効な資料になります。
アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書
アメリカの小学生が学ぶ歴史なので、世界史というよりは「アメリカ史」ということになります。
英語と日本語の両方が掲載されてますので、英語学習にも使えます。
国家(アメリカ)が国民に、どういう歴史認識をもってもらいたいのか?
という視点で本書を読むと、アメリカ人の理解や交流に役立ちます。
同じアメリカ史でも、本国が描くそれと、日本の世界史では違う部分もでてきます。
どこが違うのかを探すの、本書の楽しみ方のひとつになります。
ミライの授業
中学生向けに書かれた本ですが、大人が読んでも十分楽しめる内容になってます。
自分が歴史を変える人物になれると思いますか?
そう質問されたら、ほとんどの人が「NO」と答えるでしょう。
歴史を変えてきたのは、その時点では、特別な存在ではなく、フツウの人。
「ミライの授業」には、今日から自分の生活にもいかせる「生き方」のヒントが盛り込まれてます。
法則1 変革の旅は「?」からはじまる
法則2 冒険には「?」が必要だ
法則3 一行の「?」が世界を変える
法則4 すべての冒険には「?」がいる
法則5 ミライは「?」の向こうにある
本書に登場する人物やエピソードを単純に楽しむの良いですし、偉人の生き方を通して5つの法則を自分のモノにするのも良いと思います。
荒巻の新世界史の見取り図 (上)(中)(下)
受験用の参考書です。
世界史受験といえば「ナビゲーター」や「実況中継」を使った人が多いと思います。
「荒巻の新世界史の見取り図」は、学生なら、使い方を注意しないといけない参考書(人を選ぶ)という但し書きが必用になります。
というのも、受験的には必要ないところまでふれてるからです。
(逆にいえば、そこが歴史好きには一番おもしろところ)
参考書といえば、歴史用語の説明に力点をおいてるものが多いです。
でも本書は、因果関係や流れに力点をおいて世界史が語られてます。
大人の場合は受験用に使うわけではありません。世界史を楽しむ書籍として最適の本といえます。
学生用なので、レイアウトも見やすくまとめられております。
ローマ人の物語
ファンの多いシリーズものです。
知名度は高いけれども、実態は???
これが本書がでる前の「ローマ帝国史」でした。
著者の塩野七生さんの、わかりやすい、読みやすい文章によって、ローマ帝国史は身近な存在となりました。
発売当時はハードカバーでしたが、今では文庫版もあります。
持ち運びに便利なので書いなおすファンも多いです。
ちなみにハードカバーだと全15巻
文庫版だと全43巻になります。
現在、塩野さんは「ギリシア人の物語」シリーズの執筆中で、こちらもファンからの評価は高いです。
その日何があったかがわかる 1日1話5分で身につく歴史の教養365
1日1話で教養が身につく歴史本です。
河合塾世界史講師の神野正史さん監修。
文章だけでなく地図や写真も白黒で掲載されています。
(ただし、1ページにつき1枚程度)
この本の特徴は、歴史的出来事の日付ごとに365日分が収録されていることです。
私は、その日のページを開き本書を通読。
次に資料集や参考書で復習するようにしています。
例えば、この記事を書いている10月11日のページには「トゥール・ポワティエ間の戦い
でイスラーム軍が徹底した日」として紹介されています。
「歴史の教養365」を気に入っている理由は、出来事の日付に着目して編集されているので、ランダムに復習できることです。
まず、本書を読んで出来事の背景が思い出せるかを確認しながら通読、忘れている所が多ければ参考書にあたるルーティーンで、1日10分ぐらい勉強してます。
お知らせ(2024年6月7日追記)
Udemy講師になりました。
大人(社会人)が世界史を
仕事や日常生活で活かすための方法と
具体的な勉強法についての講座を
作りました。